県営住宅のS型デイサービスにおける利用者勧誘大作戦 ~住宅供給公社と社会福祉協議会のコラボ企画~
- 2025.03.19
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本県には、東は伊東市から西は湖西市まで多くの県営住宅があり、その管理を担う静岡県住宅供給公社では、入居者の募集のほか、安全で快適な生活を営むための住環境の維持保全等、様々な業務を行っています。近年は、入居者の高齢化に伴い、居室内にこもりがちの方が増え、中には孤立死に至るケースも散見されるようになったことから、同公社ではその対策に取り組んでいます。
一方、196戸を有する県営麻機北団地(静岡市葵区)では、2018(平成30)年から同団地の公民館を会場に月2回のS型デイサービス(麻がおクラブ)を実施してきましたが、コロナ禍で減った利用者がその後も戻らない状況が続いています。
高齢者の外出の機会を増やすことで引きこもりの防止につなげたい・・・
同公社からの声掛けをきっかけに、思いの一致することを確認した同公社と社協は、タッグを組んで同クラブの利用者を拡大するための作戦を展開することとなりました。
令和7年3月12日の開催日を「S型デイ体験教室」と銘打ち、現在関心の高い特殊詐欺をテーマとした静岡中央警察署の講座や、同公社による個別相談会を含む特別プログラムを用意するとともに、高齢入居者のいる全戸に対し、同公社からチラシを配布していただきました。
当日は新たに4名の方が顔を出していただき、今後の継続的な参加を期待するとともに、引き続き利用者の拡大に向けて地道な取組を継続してまいります。
同公社の方のお話によると、最近増え続けていた県営団地内の孤立死が今年度は減少に転じる見込みで、配食サービスや新聞配達など外部の目が入ることが未然の防止につながったと思われるケースもあるとの事でした。様々な形での見守りと外出機会の提供を両輪に、同公社と社協は今後もコラボを継続していく必要がありそうです。
(実際の特殊詐欺の生々しいやり取りに聞き入る参加者)
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