コロナ禍から見事に復活した住民ふれあいの場 ~松富団地 でん伝体操の会~

コロナ禍から見事に復活した住民ふれあいの場 ~松富団地 でん伝体操の会~

 静岡市葵区の北部に所在し、UR(独立行政法人都市再生機構)が管理する松富団地は、元々は県営だった大規模な団地です。団地内の集会所では平成24年からS型デイサービスが行われていましたが、新型コロナの感染拡大に伴い活動を休止し、そのまま閉鎖となってしまいました。
 その後、令和5年5月8日から新型コロナウイルス感染症が5類感染症になったことを機に、団地住民同士が触れ合える場を復活させようと、市社会福祉協議会と賤機地域包括支援センター、北部保健福祉センターの間で話し合いをし、でん伝体操を中心とした活動を働き掛けることとしました。これを受け同年、団地住民の有志による「松富団地 でん伝体操の会」が立ち上がり、試行的な実施を経た令和6年1月からは、月1回の定期開催に移行しました。以降、運営は軌道に乗り、口コミにより利用者も徐々に増えています。
 今年度の最終開催となる3月19日には、賤機地域包括支援センターを通じて社会福祉法人楽寿会の音楽療法士の方に来ていただきました。サウルハープという小型ハープに触れて実際に音を出してみたり、皆で鳴らすトーンチャイムの伴奏で歌を歌ったりと、音楽の楽しさを身体一杯で感じることのできる貴重な時間となりました。

(トーンチャイムを皆で演奏)  (美しいサウルハープの音色)