東北地方太平洋沖地震について12 (職員派遣の報告6)

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4月12日(火)から18日(月)の期間に派遣され、活動を行ってきました。1日目は、宮古市の災害ボランティアセンターにおいてニーズ調査を行い、2日目以降は、山田町社会福祉協議会において生活福祉資金特例貸付の業務を行いました。

 

山田町における生活福祉資金特例貸付の申し込み件数は、一日に5件ほどでした。申し込みに来た方の中には、家も仕事も家族も失いこれからの生活が見えない状況の中で、償還のことを不安に思い、借入金額の記入を躊躇する場面もみられました。

申し込み件数があまり多くない状況ですが、今後、避難所から仮設住宅に移り、自立した生活が始まると申し込み件数が増えるのではないかと思いました。 

 

今回の派遣で、被災地の状況を目の当たりにすると、復旧・復興までに途方もない時間が必要であり、そのためには、一時的な支援ではなく、途切れることのない継続した支援が必要だと強く思いました。また、被災者でもある山田町社会福祉協議会の職員と話をしているなかで、派遣されている社協職員が災害ボランティアセンターの運営や、生活福祉資金の貸付業務を行うことはもちろん大切ですが、同じ社協職員として寄り添い、応援している気持ちを伝えることがとても重要であるように感じました。

 

 地域福祉権利擁護センター 深澤大輔