東北地方太平洋沖地震について19(社協派遣職員の報告13)

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6月1日から8日までの期間、山田町災害ボランティアセンターで活動してきました。この間、静岡県内社協職員5名、長野県内社協職員2名が山田町災害VCの運営支援に携わりました。

 前クール職員の報告のとおり、5月下旬より町の緊急雇用ということで、地元の方が臨時職員として山田町社協に採用され、災害VCの運営を担っていました。被災された方の声を受け止め、その土地の言葉でやりとりをしていく安心感は、やはり私達には与えることのできないものです。

そして、県内外から集まったボランティアの方々がそうしたニーズに応える活動を行っていました。6月に入り、週末はバスパック等を含め200名位の方が活動されましたが、平日となると6080名程度と活動者の数も減少しています。重機が入った後のがれきの片付けや清掃等のニーズはまだまだ多く、ボランティアによる支援が求められています。暑い季節に向かう中、屋外での作業は厳しいものとなっており、水分補給など体調管理に十分な注意が必要です。そんな中でも、活動者は毎日懸命に作業に参加され、被災地支援の大きな力となっていることを実感しました。

また、仮設住宅への入居も始まっており、引越し等のボランティア対応とともに、孤立を防ぐ取り組みも始まりつつありました。仮設住宅の談話室等で週1回開催される移動カフェでは、ボランティアによって整理された写真を収めたアルバムを見るなど、被災された方々のつながりづくりやニーズの吸い上げに役立っています。その他にも、釜石ラーメンをふるまうラーメンバス、また、職員による仮設住宅への訪問活動も始まりました。時間の経過とともに取り組むべき活動もまた変化していきます。その時々の必要をふまえつつ、地元の方々を中心にボランティアやNPO、関係団体等が連携を図り、今後も活動を進めていくことが大切だと感じました。

 

 

                

 

 

駿河区地域福祉推進センター地域福祉課 村松千春