東北地方太平洋沖地震について20(社協派遣職員の報告14)
- 2011.07.18
- 災害
6月6日から13日まで、岩手県山田町へ被災地支援に行ってきました。私の参加したクールでは県内社協職員5名が山田町災害ボランティアセンターに配属され、災害ボランティアに訪れた方を受付する受付班、ボランティア派遣を調整するニーズ・マッチング班、資材管理を行う資材班、電話・来客対応などを行う総務班等に就きました。私は総務班担当となり、電話・来客対応、ミーティングへの出席、日報の作成などといった業務を行いました。中でも、ボランティアや支援物資の提供といった申し出のお電話が多く、全国各地から温かいお気持ちをお寄せ頂きました。このとき、仮設住宅に入居される方々に手作りの陶器(益子焼の食器)を提供したいというお申し出があり、山田町社協を通じて入居者の方々にお渡しできるよう、調整を始めることとなりました。
私は社協職員の大事な仕事の一つに、「つなぐ役割」があると思っています。ボランティアとボランティアを必要とする方をつないだり、人と人をつなげて新たな取り組みを行ったりと、“つなぐこと”は福祉のまちづくりを進めていく上でとても必要なことだと感じます。今回の被災地支援においても、つなぐ役割の大切さを改めて認識しました。
また、仮設住宅への引越しが進む中で、部屋に閉じこもりがちになるお年寄りの話も耳にすることがありました。部屋に引きこもってしまうことで、精神的にも内向きになってしまい、うつ状態になってしまう方も少なくないようです。このようなことを防ぐためにも、移動カフェ(サロン)を通じて、入居者の方々が顔を合わせて会話する機会を作ったり、職員がお宅を訪問し、困っていることやニーズを吸い上げることで、支援につなげていくということは非常に重要なことだと感じました。
清水区地域福祉推進センター 地域福祉課 津坂
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